レインツリーの国を読んだ話。

帰りに本屋に立ち寄った。ジャニストの3rdシングルズンドコパラダイスを予約した帰りに。ぶらぶらあてもなく小説コーナーをうろついた。最近本を読んでいない私は何かじっくり読めるものはないかなあと探していたら、一冊の本が目に留まった。ついでに帯の文字も目に留まった。「映画化決定、主演:玉森裕太」そういえば少し前にワイドショーでやってたなあ…とぼんやり考えながら、なんだかんだ有川浩作品が好きな私はそれを購入してみることにしたのだ。

 

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

 

 

じっくり読めるものを、と前述していたにも関わらず、結果帰宅して2時間足らずで読み終えてしまった。昔から文章を読むスピードが速いことは自負していたが、これでもじっくり描写とかも読み込んだつもりなのになあ。

そんなこんなで少し感想を語りたくなった。

「青春菌」これが一番読んでいる中で強く残った単語だった。最近、青春のリミットについてよく考える私にとっては心にずしんと響いた。今の学生生活はもちろん楽しいけど、高校時代は本当に大切で尊い三年間だったなあ、と度々思い出すことがあるんだ。ちょっとクサいかもしれないけど、私のこの青春が続くのもあと3年か…と思うと自然と焦りも感じる。だからこそ、物語の中でぱあっと宝箱が開かれたみたいに始まった二人の青春が私の胸を躍らせた。

もちろん、一筋縄じゃいかない二人の恋にハラハラした。相手の立場にたって、だなんて、誰でも簡単に使う。ちょうど私もタイムリーに受講してる道徳についての授業でそんな話を聞いた。子どもには相手の立場にたって親切をすることを教えてうんたらかんたら…でもそんなこと難しいよなあって。大人だって、この本に出てきた二人だって、相手の気持ちなんて分からなかった。誰だって自分が一番かわいいし、自分の尺度でしか物事を判断することもできないんだ。でもそれでも他人とは付き合っていかなくちゃいけなくて恋愛なんてそれこそお互い歩み寄らなきゃやっていけなくて。お互いの気持ちを少しづつ寄り添わせて溶けるようにほどけて一つになっていく…そんなラストが心地よかった。

 

ここまではまあ普通の読者としての感想で、少しジャニヲタ的に感想を言うと、これをたまもりがやるのか~~~~~!と少し惜しい!という気分にならざるを得ない。主人公のような押しの強いイメージがないからなあ…一般人から見たらそんな風に見えるのかしら。関西弁だしジャニーズからキャスティングするなら大倉とかがよかったんじゃないかしら…いや別に最近大倉が好きだからとかじゃなくて。(笑)もしくは照史。うん演技派じゃないか。感情の起伏とかもいい感じで表現できそう。イメージとしては少し背の高いどこにでもいそうな兄ちゃん、って感じかなあ。それがたまもりだったということなんだろうか。あとはヒロインが西内まりやちゃんってのもうーん…と唸ってしまったがまあそれでもいいだろう。なんにせよこの作品がどのように映像化されるのか今から楽しみである